ブログ

2017.11.29

亜鉛や鉄

こんにちは、歯科医師田村です。
時が経つのは早いもので、もう2017年の11月も終わろうとしています。
本日は「いい肉の日」ですね。
皆さん、今夜は肉ですか??

それはさておき、我々人間をはじめとする動物は口から物を食べて生きているわけですが、他の昆虫やら動物やらは話を伺うことができないのでわかりませんが、人間の口腔内(舌や上顎)には味を感じる細胞(味蕾/みらい)が存在します。その細胞のおかげで甘味・酸味・辛味・苦味・旨味を感じることができ、食べ物の微妙な味がわかるようになるのです。

味を感じる細胞は、体内に鉄や亜鉛が少ないとあまり機能しなくなっていきます。
つまりは味を感じにくくなってしまうのです。
これは例えば放射線治療中で細胞が壊されてしまったり、舌の表面が荒れたりしてしまっても味を感じにくくなります。
これを『味覚障害』といいます。

もし見た目では舌や上顎に異常がなく、放射線治療などもしておらず、鉄欠乏性貧血による舌ののっぺり感も特になく、それでいて味覚障害を感じていられるようでしたら、血液検査で確認してみてください。
そして亜鉛や鉄を含む食材を意識して多めに摂取してみてください。

今の時期では牡蠣鍋なんかがいいのではないかと思います。
せっかくの人生ですから、長く健康で美味しいものを食べていられる人生でありたいですよね!