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2016.10.13

ガムとグミ

こんにちは 歯科医師田村です。

突然ですが、ガムは顎の発育に良いとされています。

繰り返し「噛む」ということで顎を動かす筋肉を鍛え、噛む刺激が歯を通じて骨に伝わり、歯を支える骨も鍛えられて強くなります。そして「噛む」ことで唾液を作る細胞が刺激され、唾液が出やすくなってきます。唾液にはむし歯の病原菌が作り出す酸を薄める作用がありますし、抗菌成分も含まれているので、むし歯や歯周病に対抗する作用があります。また、唾液は口の中全体を潤してくれるので、からっからに乾いた食べ物であても、噛みながら唾液と混ぜて食塊(食べ物が噛み砕かれて混ぜ合わさった塊のこと)を作り、スムーズに喉の奥へと流し込めるのも唾液のおかげです。シェーグレン症候群という唾液が少なくなってしまう病気の方は、口の中が乾いてヒリヒリ痛んだり、食べ物が飲み込みづらくなってしまい、とても辛い思いをされます。

 

さて、話は逸れてしまいましたが、ガムを噛む事は利点がたくさんあるというわけです。

ところがそんな良い事だらけのガムですが、ガムが苦手な人というのもいるものです。

「ガムが嫌いなのは誰だ〜い?」

「・・・あたしだよっ!!」

 

古かったですね。。。わからない方もいるかもしれませんね。。。

ガムの粘りとかクッチャクッチャした音とかが苦手なのです。

共感して下さる方、そんな方にはグミをお勧めします☆しかも硬めのグミです。ドイツの熊の形をしたグミなどは、とても硬くて個人的にはお勧めです。

同じグミでも表面に砂糖がついているニョロニョロした形のグミなどは、とても柔らかいグミなので、個人的にはお勧めできません。

 

ちなみにガムといえば「キシリトールってどうなの?」という質問が上がってくると思いますが、それはまた次回のテーマにしたいと思います。